07年7月10日
警察の記録によると、昨年1年間に自殺した人は3万2155人。
人口10万人中24.1人。1日約90人です。
ロシアは人口10万人中39.4人と高率ですが、
フランスは18.4人。イギリスやイタリアは、日本の3分の1です。
自殺率が一気に上昇したのは1998年。
企業が大規模なリストラを開始した時期と重なり、
自殺者は前年の35%増、3万2863人になりました。
マスコミはさかんに報道しますが、
インターネットで自殺仲間を募って実行した人は昨年約90人。
学校関係の問題で自殺した人は242人。
合わせても自殺全体の1%です。
自殺のほぼ半数は、健康上の理由を原因とし、
昨年は約9000人が経済や仕事関係の問題が原因で
自殺したと言います。
せっかくこの世に生まれたからには、
寿命を全うしたいものと思いますが、
平和で豊かと言われる国でありながら
外国に比べて自殺率が高いというのは、何が問題なのでしょう。
これほどの数でありながら、社会問題になかなかならない。
そんなところも対策が中途半端になっている
原因かも知れません。