5.更に活用するために

《 媒体を増やし活用の場を広げる 》

 映像が完成したら、当初の目的に沿って活用することが、
まず、当然ですが大切です。
今や、映像は記念にだけ作る時代では無くなりました。
記念ビデオですら、それを使った効果が考えられています。

 さて、この10年、映像を取り巻く環境は大きく変わりました。
その一つが利用できる媒体についてです。
VHSだけではなく、CD、DVD、インターネット、幅が広がりました。

 また、利用する価格も非常に下がっています。
元になる映像はオーダーメイドなので、価格が張りますが、
さまざまなメディアに変換して使うコストは非常に下がっています。


 営業マン全員のパソコンに映像を取り込んでおくこともできますし、
ホームページ上に置き、見られるようにするのも容易いことです。
VHSが良いのかDVDが良いのか、相手に合わせて用意することも簡単です。

 費用対効果を考えながら、とにかく一度作ったら、
作った映像をあらゆる場面で活用するように考えることが大切です。

当初の目的だけではなく、もっと利用できないか考えることが大切です。



《 撮影した映像を生かし他の目的の作品も制作する 》

 映像を、特にはじめて作る場合、どうしても色々な要素を入れて、
長くなりすぎてしまうことがあります。
映像制作会社からも短くするようにアドバイスを貰ったが、
結局、色々な要素を要望して長くなってしまった。

 もう仕方ないですから、予算に余裕が出た時点で、
再編集し、要素を絞った短いバージョンを作る
のも一つの方法です。

 例えば製品の紹介映像などは、優良な顧客、リピート客などの場合、
元々製品に興味を持っていますので、細かい説明なども注目して見るでしょう。
しかし、見込客となると違ってきます。
営業先でパソコンを使って営業マンが説明する場合でも、
静止もできますから、短く作ってあった方が良いことも、しばしばです。

 ホームページ上の映像なども、ネットで検索している人たちは
長い映像を好みません。


 そうした環境に合わせて「ショートバージョン」を作り活用するのは良い方法です。また、当初から予想して「ロングバージョン」「ショートバージョン」の
2パターン作る
というのも、一案です。
同時に作ることでコストも非常に低減できます。

 次に考えられるのは、できあがった映像を使い回して、
違う目的の映像を作れないかということです。

求人用の映像なども、商品紹介の映像を再編集し、
ナレーションを付け替えることでできるかも知れません。
社長の話や会社の様子などを追加撮影すれば、
間違いなく作ることができます。

 予算に余裕があれば、例えば商品紹介の映像を作るときに
求人用の映像も一緒に作ると、非常にコストが下がるのですが、
必要な時に作るのが一番良いと思いますので、無理はせず、
出来るときに出来る範囲で作り足していけば良いと思います。



《 パブリシティに利用する 》

 パブリシティーにまで手が回る中小企業は少ないと思います。

 でも、今度の新製品、面白いんだ!役立つんだ!画期的なんだ!
という場合、広報をする手段として、
パブリシティーは検討に値します。
どのように伝えられるかという難しさはあるものの、
マスコミの側が主体的に取り上げてくれれば
マスコミの力で宣伝できる可能性があるのですから。


 このとき、映像で見れば一目でわかる。
とか映像的にも面白いという場合は、是非作った映像も添えて、
マスコミに送ってみるべきです。


 記者は忙しいので、1枚のプレスリリースで判断します。
そこで、まず写真をプレスリリースに添付し、
興味を持ったら映像も見られるようにDVDなどを添付します。
そこまで行けば、問い合わせてみようかな?となる可能性は大。

 連絡先の電話番号と担当者の名前は必ずプレスリリースに
明記しておいて下さい。

※パブリシティーについてのお問い合せは
 株式会社いちばんのパブリシティー専門スタッフが対応します。
 是非、お気軽にお問い合せ下さい。


※パブリシティー【publicity】 企業・団体・官庁などが、
   その製品・事業などに関する情報を積極的に
   マスコミに提供し、報道として伝達されるよう働きかける広報活動。

※プレスリリース【press release】 官庁・企業・団体などが
   広報のために、報道関係者に向けて配布する印刷物。


 映像制作の概要はご理解頂けたでしょうか?
中小企業のための映像制作について、
今まで、この程度にしても詳しく解説された文章は無かったと思います。

 私も参考にする資料が無く、ゼロから書きましたので、
ここまで書くだけでも予想以上の時間がかかってしまいました。
必要な要素としては全てを盛り込めたと思いますが、
まだまだ、詳細について良く判らない方も多いと思います。

 できるだけ頻繁に読み返し、改訂、改訂を繰り返して
より映像を作りたい経営者、担当者の皆様の
お役に立てるものにしていきたいと考えています。

 それにしても、個別の事情と言うこともありますし、
疑問点、判らない点、困っている点などがありましたら、
メールでもお電話でも構いません。お気軽にご相談下さい。
(メールでのお問い合せなどニックネームでも全く構いません)
できるかぎり丁寧にお答えします。

 ここまで、お読み頂きありがとうございました。


鰍「ちばん 代表取締役 藤田 智