4.できあがるまでのポイント

 さて、映像制作会社が決まり、見積が固まってきたところで、
具体的にどのような内容にするのか煮詰めていかなければなりません。


 映像を完成させるまでの基本的な流れは・・・

@映像制作、ビデオ制作の基本方針を決めます。

A基本方針を基にナレーションや映像の流れをまとめた構成台本を作ります。

B打ち合わせなどの機会を利用して撮影現場の下見を行ない、
 いよいよ構成台本に沿って映像を撮影します。

C撮影したテープを使い、構成台本に合わせて映像を編集します。

D映像効果や細かい加工、テロップ(ベースの画面にスーパーインポーズして、
 文字やイラストを白または色つきで浮き出させること)の最終調整を行います。

Eナレーション、音楽、効果音を収録し、映像と音声全てが一緒になった
 マスターテープが完成します。

FVHS/CD-ROM/DVDなど希望するメディアへ変換し納品します。



 では、もう少し詳しく、どのようなことを行うのか見ていきましょう。

@企画の打ち合わせ

 制作スタッフ(プロデューサー及びディレクター)とクライアント側の担当者が
 打ち合わせ行い、映像制作、ビデオ制作の基本方針を確認、決めていきます。
 「2.まず何をするべきか」の章で目的を固める大切さを説きましたが、
 「何を訴えたいのか?」「何に使うのか?」、
 映像の目的を制作する側と、ここできっちりと摺り合わせ確認して下さい。

 1.ビデオ制作の目的 2.制作内容 3.その使用方法 4.注意事項
 5希望する納期などについて話し合うことになります。

 また「2.まず何をするべきか」で関連する話が出てきましたが、
 今後、別の映像も制作する可能性がある場合、
 この段階で話を出しておき、今回併せて撮影できるモノは撮影しておくことも
 検討しておきます。内容によっては、同じ映像を使い回したり、
 事前にこのような機会を捉えて撮影しておくことで、次の作品を作るとき、
 費用を軽減させることができます。
 制作会社のスタッフに伝え、追加費用がかからない撮影などは、
 一部でも済ませてしまうことをオススメします。


A構成台本の提出と決定

 企画の打ち合わせ内容と参考資料などを基に、
 ディレクターが構成台本をつくり、それを基に再び打ち合わせを行います。
 こうしたキャッチボールによって構成台本の修正が行われ、
 内容を確定して行きます。

 また、こうした課程で映像の撮影方法やナレーター、レポーター、
 音響効果の有無や編集方法についても、見積の範囲を超えないようにしながら
 話し合われて行きます。


Bロケーションハンティングからロケまで

 構成台本を煮詰めていく段階で撮影予定現場を確認します。
 この時に、1.必要機材 2.撮影方法 3.撮影スケジュール
 4.制約や注意事項なども確認します。

 役者、司会進行(MC)、モデルなどが必要な場合、
 オーディションを行うこともあります。オーディションが行えない場合でも、
 プロフィールなどによる書類選考・ビデオサンプルによる選考などが行われます。

 こうした課程の中で 1.撮影日 2.撮影場所 3.各場面の撮影予定時間
 4.その際に必要なもの 5.その際の出演者 などが決まり、
 スケジュール表にまとめられて行きます。

 いよいよ撮影。
 撮影の際は、クライアントの担当者も、立会い、
 期待通りに収録されているか確認します。


C仮編集

 仮編集を行い試写をします。
 テロップやナレーションが入っていない仮編集をするのは、
 本編集のコストを出来るだけ抑えて効率よく済ませるために
 事前に確認するためです。


D本編集

 仮編集のテープを確認後、本編集を行い「効果(エフェクト)」
 「テロップ入れ」をして映像を仕上げます。


EMA(マルチオーディオ)

 MAでは、ナレーション・音楽(BGM)・効果音(SE)を録音します。
 ナレーション収録時には、クライアントは立ち会い、修正点などがあれば、
 随時修正していきます。音楽・効果音・ナレーションが録音されたら、
 そのボリュームバランスを調整しながらミックスして、作品が完成します。


F完成〜納品

 マスターテープが完成したのち、VHS/CD-ROM/DVDなど
 希望するメディアへ変換、納品となります。