07年7月9日
ホタルの愛好家や研究者による全国ホタル研究会が、
「ホタルの安易な移植・放流は、できるだけやめましょう」
という指針を作ったそうです。
よく「川をきれいにしましょう」という運動の一環として
ホタルの放流が行われていいます。
川がきれいにならないと、ホタルは住めませんから、
きれいになった象徴にしようというワケですね。
ところが、別の場所で捕らえたホタルを放流すれば
生態系に悪影響を与える可能性があるそうです。
例えばゲンジボタルは地域によって遺伝子が異なり、
西日本では2秒間隔で光るが、東日本では4秒間隔で光るなど、
習性が違うとか。光る間隔が同じゲンジボタルでも違うとは驚きです。
確かに言われてみれば放流は安易なことかも知れません。
一杯のホタルが舞っていたらどんなに素敵だろう。
そんな想いは空想の世界で満たすべきなのでしょう。
もっと、自然に任せる。じっと見守る。
そんな姿勢が大切なのではないでしょうか。