07年6月13日
「ラニーニャ現象」という聞き慣れない言葉が、
天気予報やニュースで聞かれるようになりました。
ラニーニャ現象は、海面水温が上がるエルニーニョ現象とは反対に、
太平洋の中央部より東側の赤道付近で、
海面水温が平年より0.5度以上低くなる現象のこと。
エルニーニョ同様に、世界規模で異常気象の原因となり、
ラニーニャ現象が発生すると、太平洋の西側では逆に
水温が高くなって水蒸気の発生が活発になるため、
日本では夏に太平洋高気圧の勢力が強まり、
晴天が続き、雨は少なく、猛暑になることが多いと言います。
今年は3月から5月にかけて、降水量が少なかったため、
夏の水不足が心配されます。