07年5月30日
アフリカ東部ソマリアの沿岸海域で、
海賊による船舶襲撃が激化し、
国連の人道支援物資の輸送がピンチだそうです。
無政府状態のソマリアでは、
有力政治家や企業家が私兵を持つことは一般的で、
海賊の活動は有力者の資金とみられています。
無数の武装勢力が存在し、陸上輸送は危険なため、
国連はケニアなどで貨物船を借り上げ
支援物資を運んできました。
しかし、船会社にチャーターを断る動きも出てきた模様です。
まるで映画のストーリーのようです。
映画は現実を背景にするものと言っても、
海賊などというのは映画の中だけの存在のように感じていました。
ところが実際はそんなことはなく、現実の存在。
これを平和ボケと言うのか判りませんが、
映画の題材が無くなってしまうような世の中こそ
平和な時代と言えるのかも知れません。