０７年５月１５日
ワーキングプアという言葉をニュースなどで聞くようになりました。
地方の若者が都市部に職を求めた場合、
アルバイトや派遣など非正規採用にとどまると、
どんなに働いても低収入のため住居すらきちんと確保できない
場合があると言うのです。
こうした状況を「ワーキングプア」と呼び
ネットカフェや漫画喫茶を宿代わりにする若者が
増えているそうです。
この状況を良いとは思いません。
衣食住と昔から言うくらいで、それぞれがキチンと確保されることで
人らしい生活が営めるのだと思います。
ただ、睡眠という観点だけでみると、違う視点もあるように思います。
昔は睡眠という行為は自宅か宿に限られていたのでは
ないでしょうか？
ところが日本人は通勤電車の中でも平気で寝るようになっています。
朝晩の電車の中で、目を閉じているのではなく
眠ってしまっている人を、男女問わず見かけます。
移動中に寝るなどと言うことは、このあいだまで無かったと思います。
喫茶店でも、見かけますし、
最近は昼寝ができるスペースも生まれています。
そうした中、ネットカフェが生まれ、睡眠スペースとしても
利用されているということでしょう。
自宅でもない、宿でもない場所での睡眠。
そこに安らぎはあるのでしょうか？
ひょっとしたら、そこにはそこなりの眠り方があるように思います。
安らぎもあるような気がします。
携帯電話、無線LANなどのネット環境、ノートパソコン、
この３つが揃えば、事務所から離れても、
喫茶店でも公園でも、列車の中でも、
かなりの仕事ができる時代になりました。
ひょっとすると、この３つを携えて、日本中を旅しながら
仕事をすることも可能かも知れません。
時には地方のネットカフェで、、、寝台車で、、、
カプセルホテルで、、、空港で、、、
ノートパソコンを広げながら睡眠を取りながら
放浪の旅を続ける。しかし、仕事もする。
こんなことが実現可能な世の中、
未だかつて無い時代に気づけば突入しているのだと思います。
