０７年５月１１日
３月３０日にオープンしたサントリー美術館。
以前は赤坂見附にありましたが、東京ミッドタウンの建設に併せ
ミッドタウンの中に引っ越してきました。
初めての訪問でしたが、素晴らしかったです。
最も喜ばせてくれたのは展示の演出。
大半は作品の保護のためガラスケースに入れられているのですが、
館内を暗くし、絶妙の照明で展示物に光を当てているため、
ほとんどガラスに写っている自分の顔や後ろ側の光景が気になりません。
これは、非常に難しいテクニックだと思いますが、
絶妙の照明が施されています。
食器や道具箱などはガラスで四方を囲み
どこからでも眺められるようにしてあるのですが、
それでも、あらゆる角度から、殆どガラスを意識せず
鑑賞できるようになっています。
ガラスに気づかず、思わず顔をガラスにつけてしまう人が
いるため、係の人が巡回してガラスを拭いていました。
この心遣いがまた嬉しいです。
さて、展示ですが、サントリー美術館が今までに収集してきた
中から、特に逸品を選んでの展示でした。
タイトルにつけられた「日本を祝う」の通り、
生活に深く結びついた食器や道具箱から屏風や掛け軸に至るまで、
暮らしの中の様々な場面で、美を楽しもうとしてきた日本人の美意識を
改めて認識させるものになっています。
６月３日までの、この企画展、是非、ご覧頂きたいと思います。
他にもコラムにはテーマ別に色々な記事が掲載されています。是非、ご覧下さい。
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