07年5月10日
やっと松坂が復活の兆しを見せてくれました。
7回8三振1失点で4勝目です。
調整方法や、投球フォームを見直したと言いますが、
短期間で結果を出すあたり、超一流と言われる所以を
早くも見せてくれました。
やっと松坂が・・・と書きましたが、
もう松坂が・・・と言うべきなのかも知れません。
普通、こんなに短期間では、
修正などかけられないのでは無いでしょうか。
不調の原因を素直に見つめ、解決策を探し出す力、
それをものにする力、そうした力が、やはり並外れているのでしょう。
前回の登板で打ち込まれた翌日、休養日だった捕手のバリテックと
試合中ベンチで、通訳を入れて1時間以上話し合ったそうです。
聞くべきことは素直に耳を傾ける、そうした素直さも、
一流選手は違うのかなぁと思います。
どこかで耳にしたことがあるのですが、
一流のスポーツ選手は性格の素直な人が多いそうです。
率直に聞くということは、技術が上がれば上がるほど難しくなるように思います。
自分が一流だと言うことは知っているでしょうから、
自然と人の話に耳を傾けなっても不思議ではありません。
ところが、目指す目標の高い人は、人一倍より良くなりたいという欲求が
強いでしょうから、その為のヒントを見出そうと素直に人の話を聞く。
その上で自分の頭で考える。
この当たり前のようでいて難しいことが、常にできるのではないでしょうか。
松坂は好投にもかかわらず、試合後のインタビューで
「まだ自分の納得のできるレベルではないですけど、
多少は改善されているとは思います。」と答えていました。
おそらく周囲が考えている以上に高い目標を掲げているのだろうと
このインタビューからも感じました。