07年3月26日
スターバックスのハワード・シュルツ会長が、重役陣に
『スターバックスの店には、昔ながらのソウルがなくなってしまった。
近所の居心地のいい店のぬくもりがなくなり、
チェーンストア的になってしまった。
スターバックスの店舗は無味乾燥で金太郎あめのようだ
という人さえいる始末だ。』
こんな辛辣なメモを送ったと言います。
このメモは、スターバックスに関するうわさ話をあつめた独立サイト
「Starbucksgossip.com」にリークされたものとか。
リークと言いながら、この話、聞きようによっては
「スターバックスは皆さんの不満を理解しています。
ご心配なさらないで下さい。必ず改善しますから。。。」
とも読み取れます。
本当にリーク???
誰でも知っている有名な話に
『ロールス・ロイスに乗ってアフリカの砂漠を旅していたところ、
エンジンが故障してしまった。困ってロールス・ロイス社に連絡すると、
どこからともなくヘリコプターがやってきて、修理して帰っていった。
その後、修理代を問い合わせると、「ロールス・ロイスのエンジンは
砂漠でも故障しません。」と取り合わなかったとか。』
考えてみれば、車で砂漠を旅するのも変なのですが、
楽しい逸話です。真偽を問うのも野暮というものでしょう。
こうした伝説まで生まれれば、最も廉価に広告・宣伝ができたと
言えるのかも知れません。
勿論、そうした話が生まれるには努力と結果というような
下地が無ければなりませんが、
最も安くて効果的な広報手段は「伝説」であると考えて
日々努力するというのも楽しいかも?
そんな気の遠くなるような話、、、???
でも、自分の会社に、こんな伝説が生まれるといいなぁ、、、
などと考えて、そんな話が生まれるように努力するのって
結局、会社のあるべき姿を考えて、
そこに向けて頑張ると言うことでしょうから、
遠回りのようで、一番の近道を探す作業のようにも思います。
他にもコラムにはテーマ別に色々な記事が掲載されています。是非、ご覧下さい。