07年3月21日
大手百貨店の大丸(大阪市)と松坂屋ホールディングス(名古屋市)の
統合が事実上決まり、連結売上高は単純合算で1兆1665億円(05年度)、
高島屋を上回る日本一の百貨店グループが誕生することになりました。
面白いなと思ったのはマスコミの報道です。
事実は伝えたのですが、どのように扱って良いのか迷っているようなのです。
というのは、もし、コンビニ業界なら、規模のメリットということも
想像しやすいのですが、巨大百貨店になるメリットとは何なのか?
良く判らないという反応なのです。
と言って、そのような報道をするのも如何なモノかと考えたのでしょう。
事実を淡々と伝えた報道が目立ちました。
明らかに時代から取り残されつつある百貨店という業態。
図らずも、その未来像が見えてこないと言うことを、
巨大グループの誕生は示しているようでした。