07年3月20日
厚生労働省が発表した人口動態統計の速報で、
昨年、国内で生まれた子どもの数は、
外国人も含め112万2278人と前年より3万2041人多く、
1人の女性が一生に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は、
過去最低だった05年の1.26から06年は1.3台に回復する
見通しとなりました。
厚生労働省は、雇用の回復が作用しているとみていて
「若い世代の生活が安定しつつあることが、
結婚や出産の増加に影響を与えている」としています。
ただ、出生率の増減に一喜一憂するのはどうなのでしょう。
出生率が上がるような環境整備をすることも大切でしょうが、
もし、人々がそうした暮らしを望まないならば、
それを前提とした国造り、社会の整備をした方が
前向きかなあと思います。
出生率が下がると、社会に活力がなくなり国が衰退するという
イメージがありますが、どうなのでしょう。
少子高齢化を前提に、中高年の人々をもっと生かして
暮らしやすい楽しい社会にしていくことは可能だと思います。
機械やロボットが人の代役となり、ITが効率的な仕組みを支え、
人は得意な分野で大きな役割を果たすというような社会を作ることは
可能なのではないでしょうか。