０７年３月１７日
大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化です。
ダイアナ・ロスが所属していたザ・シュープリームスを
モデルにストーリーは作られたようです。
華やかなショービジネスの世界を描いていて、
ステージを見ているだけでも楽しめます。
黒人の音楽であったロックンロールやブルースを
世界に広めていったのはエルビス・プレスリーですが、
黒人自らの歌声で、白人社会にも受け入れられていった
初めてのシンガーは、ザ・シュープリームスと言えるのかも知れません。
その辺りは、この映画でもストーリーの軸となるのですが、
中古車販売店の経営者から音楽プロデューサーに転身する
ジェイミー・フォックス扮するカーティスの描かれ方が、
余りにも独善的に描かれているのが、少し残念でした。
黒人にしか受け入れられなかったブラック・ミュージックを
人種を越えて受け入れられる音楽にしようとした、
このプロデューサーの試みは画期的だったでしょうし、
そうした面を強調しても良かったように思います。
と言っても、映画そのものはテンポ良く盛り上がってゆき
感動的なラスト・シーンまで、あっと言う間の２時間です。
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