07年2月9日
私の事務所の近くに一階で歩道に面したガラス張りのレストランが2軒あります。
つまり店の中が、丸見えというワケです。
勿論、おしゃれ感、開放感を狙っていると思うのですが、
一店は賑わいが絶えず、一店は今ひとつなんです。
要因を一つに決めつけることはできないと思います。
でも、毎日、両方の店の前を通りますが、
私なりに気づくことがあるのです。
というのは、営業時間外のことなんです。
両方ともガラス張りですから中は丸見え。
何をしているのか判るんですね。
流行っている店は、片付けをしたり、
忙しく準備をしている様子が見受けられます。
休憩時間もあるのでしょうが、その間は何をしているのか判りません。
喫茶店にでも行っているのか、休憩スペースが見えないところにあるのか。
一方、駄目な店と言っては失礼ですが、
こちらは営業時間外に、店主が帳簿を付けたり
スタッフ同士で何か相談をしている様子が、しばしば見られます。
椅子に座って、額にしわを寄せて、渋い顔をしながら、、、
飲食店は主には近くの会社や学校に通う人か、
近くに住んでいる人が、顧客の筈です。
となれば店の前を営業時間外にも通ります。
そのとき、渋~い顔をしている様子をしばしば見せられては
店に入る気が失せます。例え、どんなにオシャレな店でも。
勿論、飲食店にはデスクワークをするところが
無い場合も普通でしょうから、営業時間外に客席で帳簿を
付けることもあるでしょう。スタッフで話し合いを持つこともあるでしょう。
しかし、顧客に様子を見られているという意識があるのか。
そこは大切なポイントだと思うのです。
自宅の近くにガラス張りの美容室があるのですが、
営業が終わった後に、見習いの若いスタッフが
カットの練習をしている姿をよく見ます。
とても、感じが良いんですね。仲間同士で何かを話したり、
先輩が指導する様子も非常に店のイメージを良くしています。
事実、賑わっています。
営業時間の賑わいが、更に客を呼ぶということは勿論、
営業時間外にも客は見ているんだ!
という意識は大切ではないでしょうか。
他にもコラムにはテーマ別に色々な記事が掲載されています。是非、ご覧下さい。