07年2月5日

 1月28日、北九州市のJR小倉駅北口にある商業施設

「ラフォーレ原宿・小倉」が、閉館しました。報道によると、
93年に開業し、最先端の流行発信拠点として
若い世代の支持を集めていたとか。しかし、郊外型大型店や
ほかの商業圏との競争に勝てず撤退を決めたそうです。

 前回のメルマガで、東京郊外に続々と大型SCがオープンしている
話題を取り上げましたが、こうした状況を考えると日本全国で
小倉のラフォーレのような現象が起こることも考えられます。

 一方、新宿に高島屋が進出してきたとき。
周辺がどれほどの影響を受けるだろうと注目を集めたことがありました。
ところが結果として、高島屋の周辺地域の地盤沈下は起こりませんでした。
影響は渋谷が大きく受けたと思います。

 新宿は魅力が増した上、ほかの地域も危機感から頑張った
と言えるでしょう。というのは、ほかの新宿地域のデパートの
売り上げ推移を見ると確認できるのです。

 その分、渋谷の賑わいは、一時減ってしまいました。
その後、東急グループの巻き返しは、かなりのものがあり
依然、若者の街として賑わいは誇っています。
しかし当初は、高島屋VS伊勢丹というような構図を描いてしまい、
新宿高島屋VS渋谷西武&東急という構図は
一般には見えていませんでした。

 最近、川崎の大型SC「ラゾーナ川崎」を見ていると感じます。
賑わいは駅の東側に集中していたのですが、
西側に「ラゾーナ川崎」が出店したことによって賑わいが移動したようです。
東側の商業施設の危機感はきっとスゴイものがあると思います。
しかし、チャンスとも捉えられるはずで、今まで大きな街でありながら
今ひとつ足りないものを感じて横浜に行っていた人も多かったと思います。
その横浜からお客さんを引っ張ってくれば、
地域全体のパイが大きくなる可能性があるとは思えないでしょうか?

 一方、横浜にそれだけの危機感があるかといえば
それは、難しいワケで、やはり目の前に敵がいない分、
対策は取りにくい筈です。
地球温暖化ではありませんが、水位が年に3ミリ上昇したと言われても
目の前にある課題に走ってしまうのが人間です。

 ここを考えれば、今まで賑わいを確保してきた川崎駅の東側地域にとっても
「ラゾーナ」に客を取られると言うより、パイを増やして、
自分の強みを生かそうという発想が大切だと思います。

 いくら大型のSCと言っても、誰もがそこで満足するワケではありません。
「ラゾーナ」で買い物をしようとした人が、気に入ったものが見つからなかったので、
駅の反対側に足を伸ばしたら・・・
そういう今までにないチャンスが増えてくる筈です。
ただし、特徴的な店づくりをしないと競争は激しくなりますから厳しいでしょう。
新宿の例を見習って、チャンスと捉える。
大型SCの出店ラッシュが続く今、
ほかの地域でも同じ構図が生まれる可能性は高いと思います。


 

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