07年2月4日
映画「不都合な真実」。
まさに、その内容にリンクしたニュースが飛び込んできました。
欧米豪の研究チームによると、
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が
01年に公表した海面上昇の予測値は、
実測値より小さかったと言うのです。
海面水位の年間上昇幅は2ミリ未満との予測を上回り、
実際には3.3ミリに達していたそうで、研究チームは
「実際にはグリーンランドや南極の氷の融解が
予想より急激に進んでいるため」としています。
また、国立環境研究所などの予測によると、
今世紀末、日本では最高気温30度以上の真夏日が
2~3倍に増え、豪雨など異常気象がますます深刻化、
熱中症患者が増え、コメの収穫量は減少し、
砂浜の90%が消失すると言います。
経済界には「IPCCの予測は大げさで危機感をあおる」
と批判されると、映画「不都合な真実」では語られていたように
思いますが、むしろ過小評価だったことになります。
もう待ったなしの状況なのでしょうか。