０７年２月４日
元アメリカ副大統領のアル・ゴアが、地球温暖化をテーマに
スライドを使った講演活動を世界中で開催。
その様子を追ったドキュメンタリーです。
ただ、ドキュメンタリーと言ってもアル・ゴアから見た
視点のみで語られていて、異色作と言った方が良いでしょう。
そういった意味ではドキュメンタリーというよりも
判りやすく上手に作られた教育映画といった方が
良いのかも知れません。
しかし、力強く引き込まれていくのは確かで
スライドを多用した講演をベースに、何故アル・ゴアが、
これほどまで、のめり込んで活動するのかを含め
説得力を持って描かれています。
こうした映画が、劇映画と同じように全国公開されているというのは
やはり引き込んでいく力を認められた故でしょう。
温暖化が何故、問題なのか。その点について言えば
日本ではニュースなどを通じてお馴染みの情報が多いかも知れません。
ところがアメリカでは、こうして精力的に活動しなければ
理解を得られないのが現状なのでしょう。
ここに、アメリカという国のやっかいさと負の部分を感じるのは
私だけではないと思います。
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