07年1月18日
歩行者専用吊り橋としては日本一と銘打った
九重町田野の「九重(ここのえ)“夢”大吊橋」は
昨年10月の開業から1カ月足らずで年間目標の30万人を早くも突破、
現在、50万人以上の観光客が訪れています。
立命館アジア太平洋大学・小方昌勝教授は
(1)1度来た人が再び足を運ぶ(リピーター)
(2)見どころを分散させる(回遊性)
(3)行ったことを他の人に自慢できる(口コミ)
という3つの視点が、持続的な観光地として
定着するかには大切と言います。
橋の周辺でぐるっと楽しめる広域観光ルートの開発。
「川に下りてアユが食べられる」など、吊り橋を通ってどこかに行く場所に。
駐車場、トイレ、休憩所、おみやげ店、食堂などの整備。
など課題も見えていますが、アンケート調査では単に感想を聞くのではなく、
どこから来てどこに行こうとしているのか、
何が不便だと感じたのか…などを聞くことで、
専門家に聞くより役に立つ情報を集めるべきと言います。
16日、「九重“夢”大吊橋」から男性が飛び降り自殺をしました。
こうした負の要素が、今からも出てくる可能性は否定できません。
そうしたことも織り込んで集客できる地域作りができるか。
注目が集まっています。
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