07年1月12日
今年は初詣に神奈川県の弘明寺というところまで足を伸ばしました。









成田山にしても駅からかなりの距離がありますが、
そこまでに並ぶお店を覗きながら歩くのが楽しいのですね。
そうした点を完全に押さえているなと思えるのが弘明寺です。
そこに今どきの人気要素、スーパー銭湯が加わったという構図でしょうか。
もちろん、明治神宮や川崎大師、成田山といった規模に比べれば、小さなものです。
しかし、小さな規模だからこそ学べる点もあるのでは?と言えないでしょうか。
いきなり明治神宮や川崎大師の規模になろうといっても無謀ですし、
良いのかも疑問です。
先ほどご紹介した「みうら湯」というスーパー銭湯、価格もリーズナブルですが、
規模もスゴイ!っていうほどでは無いんですね。
弘明寺も意外とこぢんまりという紹介をしましたが、
一つ一つは、もっと規模が大きく魅力的な施設やお寺はいくつもあると思えます。
でも、セットになっているからこそ、出かけたいというキッカケが生まれやすいとも
言える筈です。
反対の視点から見れば、ディズニーランドほどの規模になれば、
一日では回りきれないほどの施設を備えていますから、
周辺に何もなくとも集客が見込めます。
では、明治神宮が、川崎大師が、山の中にポツンとあって人は集まるでしょうか?
それを考えると、さまざまな要素を揃えて集客するという方法は強力です。
同じことは、スーパー銭湯にも言えると思います。
その魅力だけで果たしてどれだけ集客できるのか。
いくら国道沿いという便利な立地にあったとしても、
単独の魅力で繰り返し来てもらうための努力は如何ほどのものでしょうか。
風呂の楽しさということを考えてみても、
大きければ万能というものでは無いでしょう。
入浴剤など入れて家庭の風呂でゆっくりしたいときもあれば、
多少お金がかかっても温泉に行きたいこともあるでしょう。
行こうかなぁというシチュエーションをどれだけ生み出せるか。
その要素が広ければ広いほど、集客できるのではないでしょうか。
様々なシチュエーションに対応できる、
「お参り+買い物&飲食+温泉気分」という複合力は、強力です。
正月以外にどれだけ集客できるだろうということから考えても、
いくら規模が大きくとも川崎大師が弘明寺に勝るかどうかは疑問にすら思えます。
他にもコラムにはテーマ別に色々な記事が掲載されています。是非、ご覧下さい。