06年11月14日

 何かスゴイタイトルの著書ですね。

「ヤバい経済学~ 悪ガキ教授が世の裏側を探検する ~」
まあ、読んでみると別にヤバくはないのですが。。。

 スティーブン・D・レヴィットというアメリカの若手経済学者が
ジャーナリストのスティーブン・J・ダブナーと一緒にまとめた
ユニークな本です。

 課題を掲げて解いていくのですが、その課題の立て方が
面白い、それこそユニークなのです。

「学校の先生と相撲の力士、どこがおんなじ?」
「KKK(ク・クラックス・クラン)と不動産屋さん、どこがおんなじ?」
「ヤクの売人はどうしてママと住んでるの?」
「犯罪者はみんなどこへ消えた?」
こうした不思議を経済学的視点から分析しています。

「アメリカの犯罪者が激減した訳は、中絶が認められたから。なぜなら・・・」
というような意外な展開ばかり。
世の中にはいかに思い込みが蔓延しているか、
これでもかと言うほど思い知らされます。

 印象的な文章を二つばかり・・・

「新聞の紙面やテレビのニュースは毎日埋めなければならないわけで、
人騒がせなことをしたり顔で喋れる専門家はいつでも大歓迎だ。
マスコミと専門家が手に手を取って、ほとんどの通念をでっち上げている。」

「凶悪殺人鬼、イラクの大量破壊兵器、BSE、幼児の突然死。
専門家はまずそういう怖い話で私たちを震え上がらせる。
意地の悪い叔父さんがまだ小さな子にとても怖い話をするみたいに。
そうしておいてアドバイスするから、とても聞かずにはいられない。」

 読み終わった後、少しばかり世の中の見方が変わったような、
そんな気にさせてくれる本です。


 最後に、「ヤバい経済学」に出てきそうな話題を一つ。

 政府の調査会の報告書で「働く女性の割合が高い県ほど出生率が高い」
という傾向が裏付けられたそうです。

 女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率は
どの都道府県も低下傾向にありますが、比較的出生率が高く、
下げ幅も小さい自治体では、仕事と子育てが両立しやすい環境が
整っていたというのです。

 両立を支援しないと仕事をする女性も減るし
子どもも生まれないということ?
まあ、これをまとめたのは男女共同参画会議の
「少子化と男女共同参画に関する専門調査会」ですから
当然の結論のようでもありますが。


 

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