06年6月28日
今更ですが、ワールドカップで日本代表が着ていた
ユニホームの色を「サムライブルー」と呼んでいましたが
あれって、何だったんでしょう。
勝とうと負けようと気になっていました。
テレビを観ていると街頭インタビューなどでも
「サムライ魂が・・・」とか言う人がいましたが、
そんな思いとかを込めて、ユニホームはあのように
決まったのでしょうか?
飛行機にまでペイントしてありましたよね。
でもサムライ魂って何?
そのようなものを理解している、もしくは理解していると
思っている人がどのくらいいるのでしょう?
まさか「ラスト・サムライ」でトム・クルーズたちアメリカ人に
見せられたサムライを日本人はサムライと思っているのでは?
実はそんなものだと思います。
私を含めて・・・
昔、黒澤明監督の師匠、山本嘉次郎監督が寿司屋に入ると、
映画「生きる」「七人の侍」などで有名な名優・志村喬が、
ちらし寿司を食べていたそうです。
ところが丼に載った刺身を皿の上に並べ
すし飯の上には何も載っていない状態だったとか。
ちらし寿司を食べる時、そんなことしていては可笑しいですよね。
そこで尋ねると、家は武士の出身で躾が厳しく、
ご飯の上にモノを載せて食べてはいけないと育てられたとか。
こんな人たちが残っていた時代ならいざ知らず、
切腹の作法を子どもの頃に教わったという人も
さすがにもういないでしょう。(黒澤明のことです。)
それに侍だけが日本の精神文化を作ってきたのでしょうか?
そもそも、大半の日本人は商人か職人、農民の子孫では?
そんな我々にサムライ魂などと言われても
困っちゃうよなあ。
最後になりましたが、負けてしまったけど、日本代表の皆さん、
ジーコ監督、ホントにお疲れ様でした。
私を含め勝手なこと一杯言ってるけどゴメンナサイ。
ホントに偉いのは、言う人より、言われる人ですよネ。
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