06年6月24日

 ミッション・インポッシブル3=「M:i:III」の先行ロードショー。

観て来ました。
 
 いやはや今回の展開も早いこと早いこと。
こういうのをノンストップムービーとか言うのかなぁ。
面白かったです。
 
 六本木ヒルズの映画館で観たのですが
両側とも体格の良い外国の人が座りました。
オ〜!なんか海外で観ている気分!
私はカバンを膝の上に抱えて、
終始固まって観ていたのですが、
両側の人も同じように固まっていたようでした。
とても、一息入れる間もない展開なのです。
 
 ミッション・インポッシブル3は、どこか今までの映画と
違うなぁとは思っていたのですが、気づきました。
主人公がいつも目一杯緊張感に包まれているのです。
 
 今までの、ヒーローが出てくる映画、
そのヒーローたちは、どこかに余裕を持っていました。
 
 例えば「OO7シリーズ」のジェームズ・ボンド。
あと10秒以内に殺されるというシチュエーションでも、
気の利いた一言を発し、危機を突破します。
 
 例えば、黒澤映画の三船俊郎。
「用心棒」では、滅茶苦茶にいたぶられても、
そのままで終わる顔をしません。
「椿三十郎」では敵に捕まってさえも、
一瞬たりとも敵との力関係が逆転していません。
 
 最も顕著なヒーローはシュワちゃんでしょう。
全身縛られていようが、何だろうが、
最大のピンチに至っても「先に死ぬのはお前だ!」
という顔を崩しません。
映画のヒーローなのだから当たり前といえば
そうなのです。ところが、ミッション・インポッシブル3の
トム・クルーズは違うのです。
作戦の最中、常に目一杯緊張しています。
仲間と無線でくだらない話を敢えてしているときも
緊張を解きほぐそうとしているのであって
007のように、余裕をかますことなく、
全身には目一杯の緊張感をみなぎらせています。
 
 スーパーヒーローは、余裕をかますのが普通なのです。
ところがトムクルーズがリラックスした表情を見せるのは
仲間に囲まれた時だけです。
こんなスーパーヒーローが主人公の映画は
今まで無かったのではないでしょうか。
 
 ちなみにテレビ版の「スパイ大作戦」の面々は
やっぱり作戦の最中でも余裕をなくすことはありませんでした。
この辺りは「0011ナポレオン・ソロ」のロバート・ボーンや
「スパイのライセンス」のロバート・ワグナーなど
正統派スーパー・スパイ・ヒーローたちは同じです。

 
 「M:i:III」はノンストップでハラハラドキドキが続く、
飽きさせると言うことを嫌う展開をしていますが、
第一作の監督、ブライアン・デ・パルマが見せるような
映像的なワクワク感を求めると、ガッカリしてしまうでしょう。
ブライアン・デ・パルマはマーティン・スコセッシに並ぶ
作家として娯楽作を楽しめるものに仕上げる職人ですが、
それは高望みというものです。
 
 テレビ版の面白さも生かしながら
テレビ版には無かった面白さを出そうと
果敢にチャレンジしている娯楽作として
「M:i:III」は、オススメの映画です。

 

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