《 目的をもう一度固めましょう 》

 ビデオ制作をしよう!DVDを作ろう!などの提案が出ているということは、
きっかけがあったと思います。
では、改めて問います。
そのきっかけを元に映像を作るので良いですか?

 きっかけを大切にして映像を作ることは
決しておかしなことではありません。
ところが意外なことに、時間が経つにつれ、
この点が揺らいでしまう会社が少なくないのです。

 一体、何のために映像を作るのか?
目的を改めて確認してみて下さい。


 今から作ろうとしている映像は

「何を訴えたいのか?」

「何に使うのか?」



 例えばフレッシュな営業マンをたくさん集めたい。
そんな求人を目的にしたビデオ制作が企画されたとします。
「訴えたいことは?」
 伸び伸びとした多場。
 いきいき働く先輩営業マン。
 会社や業界の将来性。
 仕事のやりがい。
 若者にとって魅力的な環境。
などなど色々考えられると思います。

 ある意味、訴えたいことは、
将来を託す価値ある会社ですよ。
ということですね。
それを新社会人に向けてアピールしたいということだと思います。

では「何に使うのか?」
 採用説明会(会社説明会)での上映
 会社の資料を希望する学校や若者への配布
 ホームページ上での配信

色々なアプローチがあると思います。

実は、この程度のことで良いのです。
ですから、もう一度はっきりと確認してみて下さい。


いざ損影を始める頃になると
 雑・とした多場など写しても若者にアピールするのか?
 先輩営業マンなんか見せない方が良いのでは?。
などなど根本を覆す意見が出てきたりします。

訴えたいことは、「将来を託す価値ある会社です。」
ということだとすれば、訴えたい会社の魅力とは何なのか?
もう一度考えてみて下さい。

しかし、全てを具体的にしなくても、この段階では構いません。
 どうやって「伸び伸びとした多場」であることを見せるのか。
 「先輩営業マンがいきいき働く姿」をどうやって見せるのか。
 どのように「会社の将来性」を表現するのか。
 「仕事のやりがい」を実感を持って感じさせるには。
 「若者に魅力的な環境」をアピールするには。
具体的な表現の方法は後でも良いのです。
プロに依頼するならば、それこそプロフェッショナルの知恵を借りるべきです。


 でも、訴えたいことは何なのか?
この場合なら「将来を託す価値ある会社」という
この会社の価値とは何なのか?
伸び伸びとした多場?
 いきいき働く先輩営業マン?
 会社や業界の将来性?
 仕事のやりがい?
 若者にとって魅力的な環境?

これは依頼された制作会社には決められません。
アイデアやアドバイスはできても決めるのは発注する側です。


いざ、発注した会社が、訴えたいことについて揺らいでしまえば
どんな優秀な制作者でも、先に進むことが難しくなります。

自分たちがアピールできるポイントは
 伸び伸びとした多場なんだ!
 いきいき働く先輩営業マンなんだ!
 会社や業界の将来性なんだ!
 やりがいのある仕事なんだ!
 若者にとって魅力的な環境なんだ!
と考えるならば、それで良いのです。


その魅力を最大限に表現するのがプロの仕事です。
ところが、
 伸び伸びとした多場に見えるだろうか?
 いきいき働いている営業マンがどこにいるんだ?
 会社や業界に将来性はあるの?
 仕事のやりがいなんて若者には判らない!
 若者に魅力的な環境なのだろうか?
そこが揺らいでは進めなくなります。

 嘘をついてはいけません。
しかし、アピールできるポイントは?
アピールしたいポイントは?
と考え出した結論は貫かなければなりませんし、
そのようなポイントがアピールできないというならば、
企画段階でつぶしておかなければいけません。


 では「何に使うのか?」「どこで使うのか?」
会社の資料を希望する若者へDVDを配布するのなら、
採用説明会(会社説明会)で上映する意味があるのか?

 まだ、この程度の意見なら良いのですが、
配布したり、そのような会場で流す映像を作るのなら
先に、営業用の商品説明ビデオがあった方が良い!
などという話がでることもあります。

もちろん、営業用の商品説明ビデオもあった方が
良いのかも知れません。

 しかし、予算の事情、優先順位などがあるはずです。
企画段階で判ること、検討すべきことです。
最初にそのようなことも検討してあれば
そんな意見は出てこない筈です。

 また、資料を希望する若者に配布する予算があるならば・・・
という意見も企画段階で検討すべき事です。

 どの程度の予算を割けるのか?
どの程度の費用対効果を期待しているのか?
企画段階でハッキリさせておきべきです。
そのような前提があって
今から作ろうとしている映像は

「何を訴えたいのか?」

「何に使うのか?」


ということが揺らがなくなります。

 また検討してあることで先々の進め方にも影響してきます。
その辺りはまた、後ほど触れることにしましょう。


 さて、
「何を訴えたいのか?」
「何に使うのか?」
ということが固まっていれば、
この企画の成功は半分は保証されたようなものです。


えっ?まだ構成案もなければ、勿論、損影もしていないのに?


 取りあえず内容を考えろ!という話が意外に多くありませんか?
でも、それ以前に目的がハッキリしていなければ内容は固まりません。例えば
何のために=フレッシュな営業マンをたくさん集めるために
何を=将来を託す価値ある会社ということを
どのように=採用説明会での上映 若者への配布 ホームページ上での配信
をハッキリさせなければ進めません。

 ここまでコンセプトが固まっていて初めて内容の検討に入れます。
取りあえず内容を考えろと言っても絶対に無理なのです。
ところが、「取りあえず内容を考えろ!」そんな指示の元、
担当を命ぜられた人はたまったものではありません。
ああでもない、こうでもない、色々な人から色々なことを言われた挙げ句、
まとめ上げられず頓挫です。

 また、何とか目的も取りまとめ、内容を固め、制作に入ったのに、
制作途中でストップする場合や、内容の再検討を余儀なくされる場合は、
意外なほど「何のために」「何を」「どのように」を変更したい
ということが多いのです。

実は内容に問題があったのではなく、
目的の変更・追加・調整により内容を変更したいと言うことなのですね。


 このことは結果として無駄な時間と費用を発生させます。
ですから、くれぐれも企画段階で目的を良く検討しておくべきです。
反対に固まっていれば、意図することがブレませんから
初めて業者に発注するという担当者でも、意図が反映されているか
しっかり確認できますし、依頼した映像の質を確実に高めることができます。




《 写真?イラスト?ホントに動画? 》

 ここで、もう一度、動画が良いのか検討しておくと安心です。

 写真やイラストを使ってチラシやパンフレット、ポスター、
パネルを作るというのも、一つの方法です。
その方が、費用的にも良いという場合は十分あると思います。

 ところが、おそらく動画を検討していると言うことは
今までにチラシやパンフレットなどを作ったが、
考えているような効果を生まない。
または、既存の壁を打破できない。
新しいきっかけが欲しいなど理由があるのだと思います。



 どのような目的で、どのような映像を作るのか。
ということと共に、「いかに効果的に活用するか」ということも
視野に入れて是非チャレンジしていただきたいと思います。

 勿論、チラシやパンフレットにしても同様ですが
作っただけでは意味がありません。

 いかに効果的に使っていくか。
これを、しっかり考えておくことが大切になります。


 また印刷物と連動させて使った方が
効果的では?ということも検討すべきでしょう。
映像は短い時間でわかりやすく理解させる力は
優れていますが、見終われば消えてしまいます。
小冊子やチラシと連動させる意味はそこにあります。


 その場合、小冊子やチラシの内容にも関わりますし
共に検討を加えながら進めるべきでしょう。


 では、いよいよ、どのように映像を制作していけば良いでしょう?
会社に発注する?それとも自分たちで作る?
そのあたりから次の話へと移りましょう。



《 社内でつくる?業者に発注する? 》

 目的が固まってきた頃には、内容をどうしようかという事と共に
どこに発注すれば良いのかが問題になってくると思います。

 色々情報を集めてみると、費用も心配だし、
自分たちでできないだろうか?という話も出ているかも知れません。

 社内で詳しい奴に任せられないか?という話も出ているかも知れません。

 かなり高度な性能を持ったビデオ機器が
随分廉価に販売されるようになりました。
使いこなす基本的な技術があれば、社内でもできることが、
あると思います。

例えば新しいプロジェクトのプレゼンなどでは
プロジェクト候補地の様子を映像で手短に見せることが
大きな効果を生む場合もあるでしょう。

その映像は企画担当者自らが写したものでも、
状況は十分伝えられる可能性があります。


かける時間と予算をハッキリさせて映像制作を試すのは
とても意味があると思います。
ここまで、社内でもできる!ということが判ると、
気軽に活用するようになるでしょう。

(ポイントはかける時間と予算、何をするのかを
 ハッキリさせてから始めること。
 ずるずると無駄な時間とコストをかける場合が
 意外なほど多いのも事実です。)


一方、できないこともハッキリしてきます。

編集らしい編集は、素人にはできません。
パソコンで手軽に取り組めるようになってきたのですが、
映像のどこからどこまでを使えばよいのかは、
素人には判断できません。
どんな順番に繋げばよいのかも決められません。
ですから3分にまとめるべきものが、30分になったりしてしまいます。

 映像業界を志す若者ですら皆、編集はできません。
やればできると思って業界に入りますが無理です。
どうして良いか判らなくなって破綻してしまいます。
何度も試行錯誤して技術は身についていきます。
業界から落伍していくのは、
このあたりの壁を越えられないことから始まります。

ナレーションを付けたり音楽を付けるのも難しいことです。
必然的に発注すべきものと、そうでないものの区別が
ハッキリしてくると思います。


最悪なのは、映像に詳しいと言われる社員に
ほどほどに高価なカメラを与えて、
まとめられる訳のない企画を
スタッフとして制作させる場合です。


 例えビデオ制作を趣味にしている人でも
プロとの差は歴然です。趣味と仕事では全く属います。

●効果的な映像表現が分からない などという問題ばかりではなく
●内容が一向に固まらず制作時間がかかりすぎる
●制作に当たって、どうしても上下関係の問題で、注文がつけられない
●結局、まとめ上げることもできず、制作会社にその後、依頼


最悪です。その上、長時間拘束された社員の人件費を考えると
良い部分は全くありません。

 予算が無いから社内制作を始めたのに、
結果は初めから業者に発注した方が良かった。
この結末だけは避けたいモノです。

 自分たちで手がけた方が良いのか?
プロに発注した方が良いのか?
さまざまな条件の中、決めかねているという場合、
そろそろ制作会社に、見積とか発注とかいう以前に
率直な相談をした方が良いと思います。


 ほどほどのモノが廉価に社内でできるのに、
制作会社が受注したがるとも思えません。

 なぜなら仕上がるまでの間に、この程度なら
今度から自分たちでやろう!なんて思われるような仕事を
やりたがる会社があるでしょうか???

 ひょっとして、あるかも知れませんから、
素人にはできない!という場合、何が無理なのかは
ハッキリと教えて貰って下さい。

 教えられない秘密など無いと思います。

映像制作の仕事は知識ではなく技術です。
やり方を知っているだけでは意味がありません。
その知識や知恵を使いこなせるかどうかです。


 この知識は教えられない自分たちだけのものだから
発注して下さい。というようなことはありません。
(特殊なカメラ損影などには例外はありますが)

 例えばA+B=Cということがあったとします。
それが企業秘密であり、大切なことだということはありません。
どうぞAとBを足してCにするんですよ。と教えられます。
AとBを足してCにするべきでも、素人にはCにできないのです。
技術があってはじめてCにできるからプロが存在します。

 大工さんや左官屋さんと同じで、コツはあるかもしれませんが
教えれば誰でもできるというものではありません。
教えても簡単にできる訳がないので、何でも教えられるのです。

 一方、ホームセンターが賑わい、日曜大工が盛んなのも事実です。
日曜大工のレベルで十分役立つことがあるのも事実です。
同様に、大型カメラ店などで揃えた機材でできる範囲のことも増えています。
映像の活用の幅が広がっていると考えるべきでしょう。


その中で、プロとの棲み分けがあるのだと思います。

 ですから、「そのような目的なら、このような点に注意して
こうすることで、目的は達せられるのではありませんか。」
というアドバイスもできますし、
「展示会で見込客に見せるならば、こんな部分が発注しなければ
希望するようにはできないと思います。」
と言うこともできるのです。

発注するべきか迷うなら、先にどうすればよいか?
聞いてしまうことをオススメします。
問い合わせるだけなら費用はかからないのですから。


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